設問1
●25歳の男性。交通事故による脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)。頸椎脱臼骨折の観血整復固定術後4日目。多発性肋骨骨折を合併し呼吸管理を行っている。早期理学療法で誤っているのはどれか。
ベッドアップでの頭部挙上訓練を行う。
肩関節の自動介助運動を行う。
タッピングによる排痰訓練を行う。
下肢の他動運動を行う。
肩関節の可動域訓練は屈曲90°までに留める。
設問2
●脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者の四肢麻痺治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
肩関節周囲筋に対する最大等尺性運動
上腕二頭筋の痙性への温熱療法
ハムストリングスヘの持続的伸張運動
手指伸筋に対する自動介助運動
大腿四頭筋筋力改善目的の電気治療
設問3
●脊髄損傷(第5頸髄節まで機能残存)に対する理学療法で誤っているのはどれか。
ベッド柵を用いた寝返り訓練
胸郭モビリゼーション
大胸筋の筋力強化訓練
血圧測定しながらの座位訓練
手関節背屈の抵抗運動
設問4
●頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)の残存筋で適切でないのはどれか。
三角筋
長橈側手根伸筋
上腕二頭筋
尺側手根屈筋
僧帽筋
設問5
●25歳の男性。頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)。受傷後7か月経過。理学療法士の対応で適切でないのはどれか。
股関節の異所性骨化に対して他動的可動域訓練の回数を増やした。
顔面が紅潮し強い頭痛を訴えたので血圧を測定した。
喀痰排出が困難なので徒手によるタッピングを胸郭に加えた。
車椅子で移動中に顔面蒼白、気分不良を訴えたので背もたれを倒した。
坐骨部に発赤が出現したので車椅子の使用を中止した。
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