設問1
●30歳の男性。多発性硬化症。15歳から寛解増悪を反復してきた。痙性不全対麻痺と四肢および体幹の運動失調との増悪により、1か月前に入院した。現在はベッド上起居動作およびつかまり立ち可能。理学療法で適切でないのはどれか。
40℃前後のハバードタンク内での四肢筋力増強訓練
他動的可動域訓練
肘関節周囲に弾力包帯を装着して協調運動訓練
車椅子の駆動訓練
平行棒内での立位のバランス訓練
設問2
●35歳の女性。四肢のしびれで発症し、視力障害、不全四肢麻痺、体性感覚障害および息苦しさの増悪と寛解を繰り返した。小脳症状はない。MRIでは脳脊髄白質に多発性・散在性の脱髄斑が認められた。理学療法で適切なのはどれか。
3.しびれに対するホットパック
5.下肢に重錘を装着しての歩行訓練
4.水温38~39℃の水中歩行訓練
1.胸郭の可動性拡大運動
2.ボルグ指数で「きつい」運動
設問3
●多発性硬化症の理学療法で誤っているのはどれか。
痙縮に対して寒冷療法を行う。
視力障害には他の感覚による代償訓練を行う。
不随意運動には重錘を装着する。
筋力増強訓練は高負荷低頻度で行う。
麻痺に応じて装具療法を行う。
設問4
●多発性硬化症患者の理学療法で適切なのはどれか。
有痛性強直性痙攣に対して超音波療法を行う。
ステロイドパルス療法では直後から筋力増強運動を行う。
Lhermitte徴候に対して神経筋促通手技を行う。
球後視神経炎では眼帯をして運動療法を行う。
Uhthoff現象が出現しないような運動負荷を行う。
設問5
●多発性硬化症の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
筋力低下に対して1RMを反復し強化する。
運動失調に対して重錘を負荷して訓練を行う。
歩行障害に対して早期から装具を作製する。
痙縮に対して温熱療法を行う。
視野欠損に対して照明などの環境整備を行う。
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