設問1
●外傷性脳損傷のADLの予後と関連しないのはどれか。
共同性注視障害の有無
外傷性健忘の期間
除皮質肢位の有無
昏睡の期間
半盲の有無
設問2
●19歳の男性。オートバイ事故による頭部外傷で入院加療中。受傷後1か月。JCS(Japan coma scalel)は1点。右上下肢はよく動かすが、左上下肢の筋緊張は亢進し、上肢屈曲位、下肢伸展位の姿勢をとることが多い。座位保持は可能であるが、体幹の動揺がみられる。この時期の理学療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
3.座位での左下肢筋の持続伸張
2.臥位での左上肢のFrenkel体操
5.階段を降りる練習
1.臥位での右上下肢のリラクセーション
4.立位でのバランス練習
設問3
●75歳の女性。突然の意識障害で搬入された。発症当日の頭部CTを下に示す。発症3日目のJCS(Japan coma scale)は10点であった。この時点の理学療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
体位変換
腹筋強化
移乗訓練
関節可動域訓練
座位訓練
設問4
●34歳の男性。交通事故による脳外傷。救急入院後10日目。頭部MRI検査でびまん性軸索損傷および左前頭部の脳挫傷を認める。JCS(Japan coma sca1e)は、現在は20に回復しているが、呼吸状態は不安定。左上下肢には随意運動を認めるが、四肢に著しい痙縮を認め、上肢は屈曲位、下肢は伸展位の姿勢をとることが多い。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。
体位を調整して四肢筋緊張の緩和を図る。
訓練前に意識状態、呼吸状態を確認する。
脳卒中右片麻痺と同様の回復を示すと予測する。
尖足予防のため夜間装具を用いる。
立位訓練を進める。
設問5
●頭部外傷によるびまん性軸索損傷で適切でないのはどれか。
バランスの障害がみられる。
記憶障害のため復学が困難になる。
行動障害が社会生活上の問題となる。
四肢の外傷が理学療法の阻害因子になる。
認知障害の回復は良好である。
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