設問1
●75歳の女性。脳梗塞による右片麻痺。発症後2か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅢ。表在感覚は軽度鈍麻。1か月前から右の肩関節、手関節および手指に強い痛みを伴った可動域制限がある。手関節から末梢にかけて発赤と浮腫とがみられる。平行棒内で短下肢装具を使用した立位保持は可能。椅子座位からの立ち上がり訓練で適切なのはどれか。すべて選べ。
右足を前に、左足を後にした非対称位に置く。
理学療法士は患者の背面から介助する。
高い座面の椅子から訓練を始める。
体幹を前傾することから動作を開始する。
両足を床に平らにつける。
設問2
●発症後3か月の脳卒中片麻痺患者。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅲ、手指Ⅲ、下肢Ⅲである。移動は車椅子である。時計を描くよう指示すると下図のような絵を描いた。この現象への対応として正しいのはどれか。すべて選べ。
テレビは患側の方に設置する。
理学療法士は患側に立って治療を行う。
機能的電気刺激を患側上肢に行う。
車椅子での集団風船バレーに参加させる。
車椅子の患側のブレーキレバーに目印をつける。
設問3
●50歳の男性。脳出血発症後4週目の左片麻痺。左上下肢は弛緩性麻痺を示す。麻痺手を目の前に近づけても意識せず、ぶつぶつと独りで話をしている。この患者の理学療法で適切なのはどれか。すべて選べ。
左上下肢の関節可動域訓練
座位保持訓練
左上下肢へのPNF
移乗動作訓練
左上下肢の良肢位保持
設問4
●70歳の男性。脳梗塞片麻痺、発症後2か月。図の上の絵を患者の正面に置き、模写を指示したところ、下の図のように描いた。考えられる障害はどれか。
失 語
失 書
物体失認
半側空間無視
左同名半盲
設問5
●75歳の女性。脳梗塞による右片麻痺。発症後2か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅢ。表在感覚は軽度鈍麻。1か月前から右の肩関節、手関節および手指に強い痛みを伴った可動域制限がある。手関節から末梢にかけて発赤と浮腫とがみられる。平行棒内で短下肢装具を使用した立位保持は可能。理学療法で適切なのはどれか。すべて選べ。
右手関節の痛みを伴わない範囲内での他動運動
右肩関節の痛みを伴わない範囲内での他動運動
背臥位で体側に置いた枕の上で右上肢の良肢位保持
右手部へのパラフィン浴
右肩へのホットパック
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