設問1
●車椅子で理学療法室に来ている発症後4週目の右片麻痺患者。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅱ、下肢Ⅲである。上肢は手指の浮腫と疼痛とを伴っている。下肢は平行棒内立位での患側体重支持ができない。訓練として誤っているのはどれか。
平行棒内での椅子座位からの立ち上がり訓練
ブリッジによる股関節周囲筋群の同時収縮
鏡を用いた立位姿勢矯正訓練
膝立ち位での骨盤のリズミック・スタビリゼーション
患側の膝過伸展位での体重支持訓練
設問2
●発症後3か月の脳卒中片麻痺患者。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅲ、手指Ⅲ、下肢Ⅲである。移動は車椅子である。時計を描くよう指示すると下図のような絵を描いた。この現象への対応として誤っているのはどれか。
車椅子での集団風船バレーに参加させる。
機能的電気刺激を患側上肢に行う。
理学療法士は患側に立って治療を行う。
テレビは患側の方に設置する。
車椅子の患側のブレーキレバーに目印をつける。
設問3
●70歳の男性。脳梗塞右片麻痺。発症後8か月。身長170cm 体重65kg。早期より理学療法を行った。ブルンストローム法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅢである。右肩関節他動的屈曲角度は120°。屋内歩行は監視下で短下肢装具と杖とを用いて20m/分で、五分間持続して可能。理学療法で適切でないのはどれか。
右上肢の他動的可動域訓練を行う。
監視下で杖による階段昇降訓練を行う。
監視下で椅子からの立ち上がりを繰り返す。
介助による乗用車乗降訓練を行う。
屋外用に車椅子を作製する。
設問4
●50歳の男性。脳出血発症後4週目の左片麻痺。左上下肢は弛緩性麻痺を示す。麻痺手を目の前に近づけても意識せず、ぶつぶつと独りで話をしている。この患者の理学療法で適切でないのはどれか。
移乗動作訓練
座位保持訓練
左上下肢の関節可動域訓練
左上下肢の良肢位保持
左上下肢へのPNF
設問5
●70歳の男性。脳梗塞片麻痺、発症後2か月。図の上の絵を患者の正面に置き、模写を指示したところ、下の図のように描いた。考えられる障害はどれか。
半側空間無視
失 書
物体失認
左同名半盲
失 語
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