設問1
●65歳の男性。脳卒中左片麻痺発症後3か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅱ、下肢Ⅱ。左肩関節は一横指の亜脱臼があり、肩手症候群を合併している。左肩関節可動域は屈曲80°、外転60°、外旋10°と痛みを伴う制限がある。左半側空間無視があり、座位は患側前方へ傾き自立保持は不可能である。理学療法で適切なのはどれか。すべて選べ。
5.患側片肘立ちの起き上がり動作練習
3.長下肢装具を用いた平行棒内立位訓練
4.患側下肢の随意運動促通
2.座位での健側上肢体重支持練習
1.肩手症候群に対するアームスリング装着
設問2
●79歳の女性。左視床出血1週後、理学療法を開始した。JCS(Japan coma scale)は2点、喚語困難がみられる。Brunnstrom法ステージは上肢Ⅴ、手指Ⅳ、下肢Ⅴ。上下肢の関節覚は重度の低下。座位保持は1分程度可能であるが易疲労性。立位保持は軽度の介助で短時間であれば可能である。 この患者に対する理学療法で適切でないのはどれか。すべて選べ。
1.立位での二重課題
4.座位での麻痺側手指の巧緻運動
3.麻痺側下肢に対する筋力増強
5.視覚代償による麻痺側下肢の感覚再教育
2.交互型歩行器での歩行運動
設問3
●ブルンストローム法ステージと理学療法との組合せで適切なのはどれか。すべて選べ。
ステージⅡ ── 徒手抵抗訓練
ステージⅠ ── 他動的関節可動域訓練
ステージⅤ ── バイオフィードバック訓練
ステージⅣ ── PNF
ステージⅢ ── 持続伸張訓練
設問4
●77歳の女性。右中大脳動脈起始部の閉塞による左片麻痺。発症後3か月経過。これまで合併症はなかった。第3病日から理学療法を受けている。現在のブルンストローム法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅰ、下肢Ⅱでかろうじて椅子座位保持ができる。おぜんの左半分の食べ物を残す。理学療法で適切でないのはどれか。すべて選べ。
ベッドから車椅子への移乗動作訓練を行う。
座位保持訓練を行う。
理学療法士は麻痺側に立って治療を行う。
短下肢装具と平行棒とを用いて立位保持訓練を行う。
起き上がりは麻痺側方向に行う。
設問5
●ブルンストローム法ステージⅢの片麻痺。平行棒内立位での反射・現象と促通手技との組合せで適切でないのはどれか。すべて選べ。
シュトリュンペル現象 ── 足関節背屈筋の収縮
バビンスキー反射 ── 股関節屈筋の収縮
交叉性伸展反射 ── 健側下肢の伸展
陽性支持反応 ── 下肢の同時収縮
レイミステ現象 ── 股関節内転筋の収縮
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