設問1
●60歳の女性。脳梗塞による右片麻痺。発症後1か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢・下肢ともにⅣ。立ち上がり動作の訓練で適切でないのはどれか。
両足を後方に引く。
体の重心が正中にくるようにする。
椅子に浅く腰掛ける。
上半身を前傾させる。
低い椅子から訓練を始める。
設問2
●片麻痺患者の理学療法で誤っているのはどれか。2つ選べ。
T字杖は立位で床から上前腸骨棘までの長さにする。
下肢が弛緩性麻痺の場合は長下肢装具を用いて歩行訓練を行う。
反張膝はスウェーデン式膝装具で制御する。
膝の屈曲拘縮が強い場合はターンバックル付長下肢装具で矯正する。
強い内反足は内側Tストラップ付短下肢装具で矯正する。
設問3
●片麻痺の椅子からの立ち上がり訓練で誤っているのはどれか。
足を手前に引いてから立ち上がりを開始する。
立位からゆっくり座る訓練も行う。
体幹の前屈から動作を開始する。
訓練初期には高めの椅子で行う。
椅子に深く腰掛けさせて行う。
設問4
●脳卒中の平行棒内移動練習で誤っている組合せはどれか。
健側肢の振り出し ── 患側股関節の伸展を意識させる。
患側肢の振り出し ── 健側で伸び上がり振り出す。
左右肢の体重移動 ── 最初は横方向、次に前後方向で行う。
患側肢での体重支持 ── 患側膝関節軽度屈曲位で体重を負荷する。
椅子からの立ち上がり ── 平行棒を下方に押して立ち上がる。
設問5
●片麻痺の異常歩行と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。
尖足歩行 ── 下腿三頭筋の機能的電気刺激
患側立脚相の短縮 ── 患肢への体重負荷訓練
患側への体幹側屈 ── 体幹筋群の促通
患側立脚相の股関節屈曲 ── PNFによる骨盤の前方回旋
分回し歩行 ── 膝・足関節屈筋の促通
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