設問1
●65歳の女性。脳梗塞。右片麻痺発症後5日目。ほぼ完全麻痺。意識清明。安静時血圧は正常範囲で安定している。理学療法で正しいのはどれか。すべて選べ。
ベッド上でバックレストを用いた座位訓練を行う。
安静時の患側上肢の肩甲帯は前方突出位に保持する。
ベッドサイドで四肢の他動的可動域訓練を行う。
安静時の患側下肢は股関節伸展、外転、外旋および膝伸展位に保持する。
バイタルサインは理学療法実施前、実施中、実施後にチェックする。
設問2
●60歳の男性。左中大脳動脈梗塞による右片麻痺。発症後5日経過。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅰ、下肢Ⅱ。意識はJCS(Japan Coma Scale)で10。高次脳機能障害はない。初回の座位訓練を行う上で適切なのはどれか。すべて選べ。
収縮期血圧が開始前より40mmHg上昇すれば中止する。
欠伸が頻発したときは血圧の低下を疑う。
ベッド上端座位でバランス訓練を行う。
表情の変化を観察する。
脈拍が120/分以上であれば中止する。
設問3
●68歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。発症後3か月時、腰掛座位において図のように右上下肢で接触面を強く押して左側に転倒する現象を認めた。座位バランス獲得のための理学療法で適切なのはどれか。すべて選べ。
4.右上肢を前方のテーブルに載せる。
2.座面を上げて両下肢を浮かせる。
1.鏡で姿勢の傾きを認知させる。
5.点滴棒など垂直指標に体幹を合わせる。
3.治療者が左側から繰り返し押し返す。
設問4
●脳卒中片麻痺患者の早期理学療法で誤っているのはどれか。すべて選べ。
股関節は外旋位に保持する。
意識障害がなければ健側の自動運動を行う。
意識障害があれば座位姿勢はとらない。
肩関節は関節可動域訓練を行わない。
半側空間無視があれば座位訓練は行わない。
設問5
●図は脳卒中右片麻痺の理学療法である。正しいのはどれか。すべて選べ。,br>
患側下肢の反張膝を防止している。
患側への重心の移動を訓練している。
患側下肢の足関節背屈を促通している。
患側上肢の屈筋を持続的に伸張している。
患側股関節の伸展を促している。
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