設問1
●55歳の男性。慢性腎不全。高血圧症を合併。外来にて3年間、週2回前腕シャントによる人工透析を受けていた。日常生活で強い倦怠感を覚え独歩にて来院した。基礎体力改善のための運動療法で適切なのはどれか。すべて選べ。
運動指標として心拍数を利用する。
血圧はシャントのない側で測る。
転倒に注意する。
ヘモグロビン値に注意する。
筋力強化は等尺性運動で行う。
設問2
●糖尿病の運動療法で正しいのはどれか。すべて選べ。
血糖値が高いほど効果的である。
肥満例ではやや多めの総摂取エネルギーとする。
運動強度は最大酸素摂取量の70%程度が適切である。
運動によってインスリン抵抗性が改善する。
運動強度は漸増運動負荷試験で決定する。
設問3
●認知症のリハビリテーションで適切なのはどれか。すべて選べ。
過去の生活様式への執着を矯正する。
行動範囲を制限することは退行を促進する。
疼痛をもたらす訓練は意欲を低下させる。
失禁に対してはおむつを用いず排便、排尿誘導を行う。
「おじいさん」あるいは「おばあさん」と呼ぶかわりに名前で呼ぶ。
設問4
●54歳の男性。肺塞栓に併発した低酸素脳症。意識障害は2か月で回復し、歩行も2年間で介助レベルまで回復した。運動時の上肢のミオクローヌス、小刻み歩行、寡黙認知障害や自発性低下がある。治療アプローチで正しいのはどれか。すべて選べ。
日記を用いた記憶の代償
メトロノームを使った歩行
上肢の素速い運動
低い台からの立ち上がり
四つ這いでのバランス訓練
設問5
●高齢者の転倒について正しいのはどれか。すべて選べ。
ヒッププロテクターは大腿骨頸部骨折の予防に用いられる。
片麻痺合併者では患側の骨折を合併しやすい。
開眼片足立ち時間は転倒リスクの指標として用いられる。
向精神薬の内服は危険因子の一つである。
転倒高リスク群ではTUG(Timed up and go test)時間が短い。
Copyright (C) 2014 あなたのお名前 All Rights Reserved.
▲