設問1
●54歳の男性。肺塞栓に併発した低酸素脳症。意識障害は2か月で回復し、歩行も2年間で介助レベルまで回復した。運動時の上肢のミオクローヌス、小刻み歩行、寡黙認知障害や自発性低下がある。治療アプローチで正しいのはどれか。すべて選べ。
低い台からの立ち上がり
日記を用いた記憶の代償
上肢の素速い運動
メトロノームを使った歩行
四つ這いでのバランス訓練
設問2
●糖質が燃焼したときの化学式はC6H12O6 + 6O2 → 6H2O + 6CO2 で表される。呼吸商の値はどれか。
1.O0
1.25
O.72
O.48
0.36
設問3
●糖尿病の運動療法で正しいのはどれか。すべて選べ。
運動強度は最大酸素摂取量の70%程度が適切である。
運動によってインスリン抵抗性が改善する。
血糖値が高いほど効果的である。
肥満例ではやや多めの総摂取エネルギーとする。
運動強度は漸増運動負荷試験で決定する。
設問4
●認知症のリハビリテーションで適切なのはどれか。すべて選べ。
「おじいさん」あるいは「おばあさん」と呼ぶかわりに名前で呼ぶ。
行動範囲を制限することは退行を促進する。
過去の生活様式への執着を矯正する。
失禁に対してはおむつを用いず排便、排尿誘導を行う。
疼痛をもたらす訓練は意欲を低下させる。
設問5
●悪性腫瘍のリハビリテーションで正しいのはどれか。すべて選べ。
化学療法による白血球減少や消化器症状に留意する。
骨転移がある例では病的骨折の危険がある。
脊椎転移に伴う腰痛に対して極超短波療法を行う。
回復的、維持的、緩和的内容に分けられる。
放射線治療中では易疲労性や倦怠感に留意する。
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