設問1
●40歳の男性。右上葉に限局した肺癌。肺機能検査では軽い換気障害がみられた。上葉切除を1週後に予定している。予測される術後の症状として、呼吸に関与する筋の過緊張、痰の貯留、肺胞・気管支虚脱および浅く早い呼吸が考えられる。術前の理学療法として適切でないのはどれか。
換気抵抗調節可能な器具を使った呼吸練習
部分的胸式呼吸法
左下側臥位での体位排痰
全身リラクセーション
ゆっくりとした深い腹式呼吸法
設問2
●健常者の姿勢と呼吸機能の組合せで正しいのはどれか。
座 位 ── 横隔膜の動きが制限される。
座 位 ── 胸郭の動きが制限される。
側臥位 ── 両肺の換気量に左右差を生じる。
背臥位 ── 胸郭背側の動きが良い。
背臥位 ── 換気血流不均等が起きにくい。
設問3
●開胸術前の呼吸指導で適切でないのはどれか。
器具を用いた吸気強化
リラクセーション
胸部乾布摩擦
術創を仮定した体位での深呼吸
腹式呼吸法
設問4
●70歳の男性。体重60kg。上腹部手術後から人工呼吸管理を受けていたが、人工呼吸器からの離脱を開始することになった。開始の基準で正しいのはどれか。
PaC02 :60mmHg
脈拍数 :110/分
Pa02 :70mmHg
呼吸数 :40/分
1回換気量 :350ml
設問5
●70歳の男性。縦隔腫瘍摘出術後4日。右中・下葉の痰の貯留が多い。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。
左側臥位での体位排痰
四肢の自動介助運動
呼吸筋筋力強化
ゆっくりした深い腹式呼吸
Copyright (C) 2014 あなたのお名前 All Rights Reserved.
▲