設問1
●56歳の男性。階段で足を滑らせ階下まで転落し、病院に搬送された。徒手筋力テストによる上下肢の筋力評価の推移を表に示す。感覚鈍麻は持続しているが、2週後には排尿は自力で可能となった。受傷4週以降の治療で正しいのはどれか。
両側長下肢装具を作製して歩行訓練を行う。
手指に関節拘縮を生じやすいので留意する。
痙縮の増悪を考えて筋力増強訓練を禁止する。
食事動作にはBFOの利用を検討する。
車椅子での生活自立をゴールとして設定する。
設問2
●20歳の男性。交通事故による大腿骨骨幹部骨折。キュンチャー釘による内固定術後1週目である。仮骨形成良好なため3週目から部分荷重の許可が出された。この時期使用する松葉杖に関して誤っているのはどれか。
握りの位置は肘屈曲約30°となるようにする。
杖の全長は身長の約65%とする。
脇当てと前腋窩ひだとの間は4~5cmあける。
杖の全長は腋窩から足底までの距離に5cm加える。
握りの位置は大転子の高さとする。
設問3
●75歳の男性。転倒により左第11・12肋骨骨折および左上腕骨外科頸骨折。肋骨骨折にはテーピング固定。上腕骨外科頸骨折はアームスリングを使用して保存的に治療されている。骨折後10日目、立位保持は不安定である。理学療法で適切でないのはどれか。
左肘関節の自動介助運動
平行棒内歩行
低めの椅子座位からの立ち上がり訓練
大腿四頭筋筋力増強訓練
徒手による胸郭伸張運動
設問4
●高齢者の大腿骨頸部外側骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。
両松葉杖で患肢完全免荷歩行を指導する。
患肢の短縮に補高靴を用いる。
治癒遷延例は免荷装具の適応になる。
肥満傾向の患者では歩行浴が有効である。
股関節内転内旋は禁じる。
設問5
●75歳の女性。玄関で転倒し右肩の痛みと挙上困難とを生じ、カラーアンドカフ法で保存的な治療を受けた。骨折時の右肩のエックス線写真と固定状態の写真とを示す。1か月経過して骨折部が安定した。この時点での理学療法で適切でないのはどれか。
②
③
④
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