設問1
●35歳の女性。慢性関節リウマチ。発症後5年経過。スタインブロッカーのステージⅢ、クラスⅢ。著しい手指の変形があり、朝のこわばりが2時間ほど続く。肘の痛みは3週前から増強し腫脹がある。膝は外反変形著明。歩行器での歩行は可能。理学療法について適切なのはどれか。すべて選べ。
車椅子の座面をクッションで高くする。
肘関節の可動域訓練は行わない。
全身運動を用いた訓練は午後に行う。
松葉杖歩行を行う。
肋木を利用した立ち上がり訓練を行う。
設問2
●慢性関節リウマチ患者への指導内容で適切なのはどれか。すべて選べ。
家事動作は意識的に両手で行う。
日常生活において定期的な活動と休息との時間帯を定める。
膝伸展筋力増強には等張性運動を行う。
変形予防の夜間装具の装着を習慣化する。
臥床時の枕を低くする。
設問3
●関節リウマチの理学療法で正しいのはどれか。すべて選べ。
朝のこわばりの強い時間帯は避ける。
移乗動作は座面を高く調整する。
筋力増強運動は等尺性を原則とする。
起き上がり動作は下肢と頭頸部の反動を利用する。
炎症症状の強い関節に寒冷療法を行う。
設問4
●52歳の女性。慢性関節リウマチ。スタインブロッカーのステージⅢ、クラスⅢ。運動療法で正しいのはどれか。すべて選べ。
リウマチの活動性を参考にして毎日の訓練プログラムを立てる。
漸増抵抗運動(PRE)を用いて筋力強化を行う。
あらかじめ温熱療法を加え痛みを軽減してから行う。
可動域訓練は関節痛が増強しない範囲で行う。
荷重関節の痛みが強い場合は歩行は制限する。
設問5
●活動期の慢性関節リウマチに対する理学療法で適切なのはどれか。すべて選べ。
保持装具の使用
等尺性収縮による筋力維持
極超短波療法
ADL指導
局所の安静
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