設問1
●6歳の痙直型脳性麻痺児。図はバルーン上で動的座位バランスを促す訓練の開始姿勢である。望ましくない反応はどれか。
1.バルーン上で万歳をしたとき、頭頸部と体幹を垂直に維持する。
2.バルーンを斜め前方に動かしたとき、両上肢が斜め後方に挙上する。
5.バルーンを右に動かしたとき、左上下肢が側方に挙上する。
3.バルーンを斜め後方に動かしたとき、両上肢が斜め前方に挙上する。
4.バルーンを後方に動かしたとき、両上肢が後方に挙上する。
設問2
●1歳2か月の男児。6か月健康診査で運動発達遅滞を指摘され、地域の療育センターを紹介された。痙直型両麻痺と診断され、週1回の外来理学療法が開始された。現在、首が座り上肢を支持して数秒間のみ円背姿勢で床座位保持が可能となった。この時期のホームプログラムとして適切なのはどれか。
介助歩行
上肢の他動的可動域訓練
腹臥位での体幹伸展運動
四つ這い位保持訓練
下肢の保護伸展反応の促通
設問3
●脳性麻痺児の理学療法で正しいのはどれか。すべて選べ
Aは上肢の保護伸展と支持性を高める。
Aは下肢を内旋しながら行う。
Bは骨盤を支えボールを転がしながら行う。
Bは体幹の立ち直り反応を促通する。
Aは安定した座位の獲得に役立つ。
設問4
●14歳の女子。痙直型四肢麻痺によって座位保持ができず座位保持装置を使用している。最近側弯が増強したため外来を受診した。脊椎エックス線単純正面像(写真A)と骨盤エックス線単純正面像(写真B)とを下に示す。座位姿勢を改善させる方法で適切なのはどれか。すべて選べ
軟性コルセットを使用する。
座面に傾斜をつけ左坐骨を挙上させる。
座位保持装置に右体幹パッドを加える。
ヘッドレストを付けて頭部を保持する。
右側臥位での体幹ストレッチを強化する。
設問5
●痙直型両麻痺を呈する脳性麻痺児の歩行訓練に際して、痙縮を抑制する手技の対象となるのはどれか。すべて選べ。
長腓骨筋
中殿筋
大殿筋
腓腹筋
長内転筋
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