過去問題 | 理学療法士国家試験・作業療法士　国家試験対策 WEBで合格！

設問1

●70歳の男性。脳梗塞右片麻痺。発症後８か月。身長170cm 体重65kg。早期より理学療法を行った。ブルンストローム法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅢである。右肩関節他動的屈曲角度は120°。屋内歩行は監視下で短下肢装具と杖とを用いて20m/分で、五分間持続して可能。家屋改造の指導で正しいのはどれか｡すべて選べ。

洗い場から浴槽縁までの高さを38～40cmにする。

洋式便器の便座の高さを30cmにする。

洋式便器の左側壁に垂直手すりを取り付ける。

階段の両側壁に高さ80cmの手すりを取り付ける。

玄関口の上がりかまち(高さ25cm)の左側壁に垂直手すりを取り付ける。

設問2

●75歳の女性。脳梗塞による右片麻痺。発症後２か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅢ。表在感覚は軽度鈍麻。１か月前から右の肩関節、手関節および手指に強い痛みを伴った可動域制限がある。手関節から末梢にかけて発赤と浮腫とがみられる。平行棒内で短下肢装具を使用した立位保持は可能。椅子座位からの立ち上がり訓練で適切なのはどれか。すべて選べ。

高い座面の椅子から訓練を始める。

理学療法士は患者の背面から介助する。

右足を前に、左足を後にした非対称位に置く。

体幹を前傾することから動作を開始する。

両足を床に平らにつける。

設問3

●車椅子で理学療法室に来ている発症後４週目の右片麻痺患者。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅱ、下肢Ⅲである。上肢は手指の浮腫と疼痛とを伴っている。下肢は平行棒内立位での患側体重支持ができない。訓練として正しいのはどれか｡すべて選べ。

膝立ち位での骨盤のリズミック・スタビリゼーション　　　　　　

平行棒内での椅子座位からの立ち上がり訓練

鏡を用いた立位姿勢矯正訓練

患側の膝過伸展位での体重支持訓練

ブリッジによる股関節周囲筋群の同時収縮

設問4

●70歳の男性。脳梗塞片麻痺、発症後２か月。図の上の絵を患者の正面に置き、模写を指示したところ、下の図のように描いた。考えられる障害はどれか。

半側空間無視

物体失認

左同名半盲

失　書

失　語

設問5

●50歳の男性。脳出血発症後４週目の左片麻痺。左上下肢は弛緩性麻痺を示す。麻痺手を目の前に近づけても意識せず、ぶつぶつと独りで話をしている。この患者の理学療法で適切なのはどれか。すべて選べ。

左上下肢へのＰＮＦ

移乗動作訓練

座位保持訓練

左上下肢の関節可動域訓練

左上下肢の良肢位保持

脳血管障害13　難問
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