設問1
●脊髄小脳変性症の理学療法について適切でないのはどれか。
フレンケル体操は視覚による代償と反復動作とによる運動の再学習である。
複雑な動作は単位動作に分解して段階的に訓練する。
動作訓練では徒手による関節への圧迫や抵抗が効果的である。
PNF手技は近位部の固定性を高めるのに効果的である。
歩行訓練では下肢の近位部におもりを装着すると効果的である。
設問2
●38歳の男性。30歳ころから歩行時にふらふらする感じを自覚していた。最近、階段昇降で手すりが必要となり、構音障害と上肢の協調性低下も出現した。症状が徐々に進行し、屋内つたい歩きとなったため入院した。意識は清明。知能は正常である。感覚障害はなく、病的反射も認めない。兄も同様の症状を呈している。臨床所見として認められるのはどれか。2つ選べ。
Lhermitte徴候
企図振戦
膝踵試験異常
Romberg徴候
ミオトニア現象
設問3
●失調症の歩行時に出現しやすいのはどれか。2つ選べ。
不規則な歩調
二重支持期の短縮
前傾前屈姿勢
歩行速度の漸増
歩隔の拡大
設問4
●失調症の運動療法で誤っているのはどれか。
視覚による動作確認
簡単な動作から複雑な動作への段階的移行
四肢遠位部への重り装着
四肢近位部への弾性包帯利用
素早い運動の反復訓練
設問5
●失調症患者の症候とその原因との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
羅針盤歩行 ── 小脳性
Romberg徴候 ── 固有感覚性
ジスメトリー ── 小脳性
企図振戦 ── 固有感覚性
変換運動障害 ── 後索性
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