設問1
●パーキンソン病患者のすくみ足に対する家族への指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
両腕を大きく振って階段を昇る。
床に踏み越える目印のテープを貼る。
後方から骨盤を押して歩く。
向かい合って両手を引いて歩く。
リズムに合わせて1歩を踏み出す。
設問2
●58歳の主婦。5年前発症のパーキンソン病。抗パーキンソン剤を服用中。四肢の振戦、全身の筋固縮および歩行障害がある。入院中の薬物療法と運動療法が効を奏し室内歩行も可能となり退院も近い。在宅生活の指導として正しいのはどれか。2つ選べ。
トイレは洋式便器を勧める。
階段の手すりは必要ない。
床のじゅうたんは毛足の長いものを勧める。
ソファーは軟らかく奥行きの深いものを勧める。
寝室にはベッドを勧める。
設問3
●70歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージⅣ。椅子からの立ち上がり動作が図のようになり、上手にできないことが多い。立ち上がり動作の訓練として適切なのはどれか。2つ選べ。
体幹を前屈させてお辞儀をするようにする。
足関節を底屈させて床を蹴るようにする。
両上肢を前方へ出すようにする。
殿部が座面を離れると同時に膝関節を伸展する。
座面を膝の位置より低いものにする。
設問4
●65歳の男性。Parkinson病。両上肢の振戦、全身のこわばり及びすくみ足現象がある。入院中の薬物療法と運動療法によって室内歩行が可能になったが、転倒の危険がある。退院前指導として適切でないのはどれか。
便所に手すりを設置する。
便座の高さを膝の位置より高くする。
歩行開始前に柔軟体操を行う。
掛け布団を軽いものに変える。
床のじゅうたんを柔らかいものに変える。
設問5
●Parkinson病患者の理学療法で正しいのはどれか。
症候性の夜間頻回覚醒は日中の活動を促すことで改善がみられる。
無動が強い時期には立位でのバランス練習を行う。
すくみ足には外的リズム刺激が有効である。
幻覚が出現している時期には理学療法は行わない。
安静時振戦にはPNFが適応となる。
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