過去問題 | 理学療法士国家試験・作業療法士　国家試験対策 WEBで合格！

設問1

●76歳の女性。脳梗塞による右片麻痺。発症後６か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅢ。プラスチック製短下肢装具とＴ字杖とにより屋内歩行が200m可能である。１か月後に自宅退院予定である。退院への対応で適切でないのはどれか。

外泊による生活環境評価

屋外歩行訓練

地域の保健婦との支援体制準備

外出時交通移動手段の確認

家族にＰＮＦの指導

設問2

●70歳の独居女性。脳梗塞による右片麻痺。発症から３か月入院しリハビリテーションを受け、退院後２年経過。ブルンストローム法ステージは上肢・下肢ともにⅢ。屋内は短下肢装具、屋外は短下肢装具と杖とを使用して歩行。コミュニケーションは良好。在宅における指導で適切でないのはどれか。

生活リズムの確立

生活環境の整備

分離運動の獲得

歩行能力の向上

関節可動域の維持

設問3

●85歳の女性。多発性脳梗塞。２年前大腿骨転子間骨折。Ｔ字杖歩行をしていたが、最近、転倒がみられるようになった。また、痴呆が出現し声かけをしないと歩行をしなくなり、ベッドに臥床することが多くなった。介護者である嫁の要請があり訪問による理学療法を開始した。理学療法および指導で適切でないのはどれか。

廊下に手すりを設置

屋外用車椅子の貸与

ポータブルトイレヘの移乗訓練

大腿四頭筋の等尺性筋力強化訓練

介助歩行とその指導

設問4

●車椅子で理学療法室に来ている発症後４週目の右片麻痺患者。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅱ、下肢Ⅲである。上肢は手指の浮腫と疼痛とを伴っている。下肢は平行棒内立位での患側体重支持ができない。誤っているのはどれか。

安静背臥位時には患手を心臓より高く保持する。

肩関節屈曲可動域訓練は肩甲骨をも動かしながら行う。　　　　　　

患側上肢の自発運動には連合反応も利用する。

肩関節外転可動域訓練は肩関節内旋位で行う。

患側手指の他動運動は遅い速度で行う。

設問5

●65歳の男性。脳出血後の右片麻痺。発症後２か月。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅱ、下肢Ⅲである。右肩関節他動的ＲＯＭは屈曲100°、外転90°、外旋30°である。歩行は遊脚期で内反尖足を伴い、立脚期では反張膝になる。理学療法で適切でないのはどれか。

傾斜台を用いて下腿三頭筋を伸張する。

前方制動付短下肢装具を用いる。

膝軽度屈曲位で歩行訓練を行う。

立位バランス訓練を行う。

椅子からの立ち上がり訓練を行う。

脳血管障害12
全10問中1問～5問