設問1
●65歳の女性。脳梗塞による右片麻痺。発症後1週経過。JCS(Japan coma scale)1。ブルンストローム法ステージは上肢・下肢ともにⅠ。右肩に亜脱臼がみられる。理学療法で適切でないのはどれか。
アームスリングを装着する。
座位保持訓練を開始する。
座位では骨盤を前傾位に保つ。
運動前後の血圧を測定する。
端座位では健側から介助する。
設問2
●35歳の男性。脳出血左片麻痺。発症後4か月。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅲ、手指Ⅱ、下肢Ⅳである。プラスチック製短下肢装具による屋内杖歩行は自立。高次脳機能障害はなく既往歴に特記すべきことはない。理学療法で適切でないのはどれか。
屋外で装具を装着して杖歩行訓練を行う。
室内で装具を装着して杖なし歩行訓練を行う。
左手指の分離運動を促通する。
溝またぎ訓練を行う。
左足関節の外がえしを伴う背屈運動を促通する。
設問3
●片麻痺患者の肩関節亜脱臼に対する理学療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
寒冷療法
コッドマン体操
アームスリング装着
渦流浴
肩周囲筋の同時収縮
設問4
●脳卒中片麻痺患者の麻痺側の肩の理学療法で正しいのはどれか。
肩関節伸展運動は避ける。
自己介助による上肢挙上運動では反動を用いた方法を指導する。
麻痺側への寝返りでは麻痺側肩甲骨を内転位にする。
関節可動域訓練では肩甲骨を固定して行う。
亜脱臼があるときは整復位で行う。
設問5
●65歳の女性。左中大脳動脈閉塞。発症後3か月。右利き。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅲ、手指Ⅲ、下肢Ⅳである。 誤っているのはどれか。
歩行訓練では長下肢装具を装着させる。
利き手交換を行う。
車椅子の右側のブレーキレバーを長くする。
階段昇降訓練で降りるときは杖に続き右下肢を降ろす。
左下肢の筋力増強訓練を行う。
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