設問1
●62歳の女性。転倒後、四肢麻痺が出現した。上肢の筋力は2、手指内在筋は0~1、下肢は4であった。受傷時の頸部CTと頸部MRIとを下に示す。画像から得られる所見で正しいのはどれか。すべて選べ。
CTで第3~5頸椎間に後縦靱帯骨化がみられる。
MRIで第5頸椎後方の脊髄に高輝度の変化がある。
CTで第4・5頸椎部に骨折がみられる。
MRIで脊髄の圧迫はみられない。
CTで第5・6頸椎間に脱臼がみられる。
設問2
●脛骨骨折後の尖足拘縮で短縮を起こしやすい筋はどれか。すべて選べ。
長母指屈筋
後脛骨筋
長母指伸筋
長指伸筋
前脛骨筋
設問3
●78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真とMRIとを示す。この患者がベッド上で行う理学療法で適切なのはどれか。すべて選べ。
コルセットを装着しての背臥位での殿部挙上運動
足関節の底背屈自動運動
重錘バンドを用いた下肢伸展挙上運動
背臥位で砂のうを用いた両上肢の筋力強化
両側下肢への弾性ストッキングの着用
設問4
●72歳の女性。歩行中に転倒して右手をついた。診療所で良好な整復を得て、ギプス固定を受けた。受傷直後の右上肢のエックス線写真を示す。ギプス固定後の状態を示す。3週後に巻き直しのため受診した際、右前腕から手指に強い運動時痛と浮腫とを認めた。大学病院に紹介され、複雑性局所疼痛症候群の診断を受けた。この症例において初期治療で考慮すべきであった点はどれか。すべて選べ。
手関節の固定は背屈位にする。
日常生活では右手の安静を指導する。
中手指節関節は動かせる固定とする。
前腕から遠位の固定とする。
前腕・手指の等尺性収縮を行わせる。
設問5
●78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真とMRIとを示す。この患者の病態で適切なのはどれか。すべて選べ。
脊椎椎体圧迫骨折
椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
骨粗鬆症
脊椎分離症
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