設問1
●72歳の女性。歩行中に転倒して右手をついた。診療所で良好な整復を得て、ギプス固定を受けた。受傷直後の右上肢のエックス線写真を示す。ギプス固定後の状態を示す。3週後に巻き直しのため受診した際、右前腕から手指に強い運動時痛と浮腫とを認めた。大学病院に紹介され、複雑性局所疼痛症候群の診断を受けた。この症例において初期治療で考慮すべきであった点はどれか。2つ選べ。
前腕・手指の等尺性収縮を行わせる。
手関節の固定は背屈位にする。
前腕から遠位の固定とする。
日常生活では右手の安静を指導する。
中手指節関節は動かせる固定とする。
設問2
●20歳の男性。大学生。バイク事故を起こし、脛骨骨幹部開放骨折を受傷。3週後髄内釘による骨接合術を受けた。3か月後、創は治癒したが、骨折部に痛みがあり、遷延癒合の状態である。スニーカーで通学するための部分荷重ができる装具で適切なのはどれか。
2
4
5
3
1
設問3
●無腐性壊死を起こしやすいのはどれか。2つ選べ
距骨骨折
手舟状骨骨折
踵骨骨折
上腕骨外側上顆骨折
上腕骨外科頸骨折
設問4
●20歳の男性。大学生。バイク事故を起こし、脛骨骨幹部開放骨折を受傷。3週後髄内釘による骨接合術を受けた。3か月後、創は治癒したが、骨折部に痛みがあり、遷延癒合の状態である。この症例で、骨癒合を促進させる物理療法として適切なのはどれか。
超音波
ホットパック
渦流浴
レーザー
極超短波
設問5
●78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真とMRIとを示す。この患者がベッド上で行う理学療法で適切でないのはどれか。
両側下肢への弾性ストッキングの着用
コルセットを装着しての背臥位での殿部挙上運動
背臥位で砂のうを用いた両上肢の筋力強化
足関節の底背屈自動運動
重錘バンドを用いた下肢伸展挙上運動
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