設問1
●脳卒中片麻痺の患側の肩関節について誤っているのはどれか。
肩甲骨は内転・下方回旋位をとりやすい。
亜脱臼では上腕骨頭が後下方にずれやすい。
肩手症候群にはホットパックが適応となる。
他動的外転・外旋が制限されやすい。
亜脱臼には棘上筋の麻痺が関与する。
設問2
●脳血管障害の嚥下障害について正しいのはどれか。
咽頭期の障害では固形物で嚥下困難を生じやすい。
体幹垂直位よりも約60°の後傾位の方が嚥下しやすい。
頸部は過伸展した方が嚥下しやすい。
甘味のあるものは誤嚥しやすい。
乾燥した食物の方が嚥下しやすい。
設問3
●脳卒中片麻痺で正しいのはどれか。
筋痙縮の強い四肢では感覚障害が重度である。
上肢と下肢の痙縮の程度は一致する。
下肢の運動麻痺の程度とADLレベルとは一致する。
麻痺筋の痙縮の程度と筋力低下との相関は高い。
発症1か月目の麻痺の程度から患側上肢のおおよそ機能予後を推定できる。
設問4
●脳卒中患者の嚥下障害について正しいのはどれか。2つ選べ。
改訂水飲みテストで評価する。
飲み物にとろみをつけるとむせやすい。
延髄病変で生じやすい。
むせなければ安全な嚥下と判断する。
片側性大脳病変では発生しない。
設問5
●脳卒中の早期理学療法で誤っているのはどれか。
意識障害がなければ徐々に頭部挙上訓練を行う。
上下肢の他動運動は発症当日から可能である。
収縮期血圧は100mmHgを越えないようにする。
悪心などの自覚症状の出現で直ちに中止する。
脈拍は100/分以下に保つようにする。
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