設問1
●17歳の男子。2か月前に外傷性脳損傷。食事はスプーン使用。意識障害を脱して平行棒で歩行練習をしているが両踵が床に着かない。注意障害、発動性減退が目立つ。理学療法で適切なのはどれか。すべて選べ。
実際的な生活場面を理学療法に取り入れる。
日課に従って規則正しい生活を工夫する。
誤りは直ちに大きな声で指摘する。
両側支柱付短下肢装具を作製する。
外泊訓練を試みる。
設問2
●34歳の男性。交通事故による脳外傷。救急入院後10日目。頭部MRI検査でびまん性軸索損傷および左前頭部の脳挫傷を認める。JCS(Japan coma sca1e)は、現在は20に回復しているが、呼吸状態は不安定。左上下肢には随意運動を認めるが、四肢に著しい痙縮を認め、上肢は屈曲位、下肢は伸展位の姿勢をとることが多い。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。すべて選べ。
訓練前に意識状態、呼吸状態を確認する。
立位訓練を進める。
尖足予防のため夜間装具を用いる。
体位を調整して四肢筋緊張の緩和を図る。
脳卒中右片麻痺と同様の回復を示すと予測する。
設問3
●頭部外傷によるびまん性軸索損傷で適切なのはどれか。すべて選べ。
行動障害が社会生活上の問題となる。
記憶障害のため復学が困難になる。
認知障害の回復は良好である。
四肢の外傷が理学療法の阻害因子になる。
バランスの障害がみられる。
設問4
●75歳の女性。突然の意識障害で搬入された。発症当日の頭部CTを下に示す。発症3日目のJCS(Japan coma scale)は10点であった。この時点の理学療法で適切なのはどれか。すべて選べ。
体位変換
座位訓練
関節可動域訓練
腹筋強化
移乗訓練
設問5
●外傷性脳損傷で正しいのはどれか。すべて選べ。
記憶障害を伴いやすい。
半側空間無視を伴いやすい。
行動異常が問題となる。
しているADLとできるADLが解離しやすい。
バランス障害が出やすい。
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