設問1
●65歳の男性。脳出血後の右片麻痺。発症後2か月。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅱ、下肢Ⅲである。右肩関節他動的ROMは屈曲100°、外転90°、外旋30°である。歩行は遊脚期で内反尖足を伴い、立脚期では反張膝になる。理学療法で適切でないのはどれか。
椅子からの立ち上がり訓練を行う。
傾斜台を用いて下腿三頭筋を伸張する。
膝軽度屈曲位で歩行訓練を行う。
前方制動付短下肢装具を用いる。
立位バランス訓練を行う。
設問2
●60歳の男性。脳卒中による右片麻痺。ブルンストローム法ステージは上肢・下肢ともにⅢ。短下肢装具にてT字杖歩行可能。ADL指導で誤っているのはどれか。
階段を降りる際は、杖、右下肢、左下肢の順とする。
ベッド上での起き上がりは左上下肢を下側にして起き上がる。
ベッドから車椅子への移乗は左側に車椅子を固定して行う。
杖歩行は、杖、右下肢、左下肢の順で前進する。
ポータブルトイレはベッド右側の頭部側に置いて使用する。
設問3
●85歳の女性。多発性脳梗塞。2年前大腿骨転子間骨折。T字杖歩行をしていたが、最近、転倒がみられるようになった。また、痴呆が出現し声かけをしないと歩行をしなくなり、ベッドに臥床することが多くなった。介護者である嫁の要請があり訪問による理学療法を開始した。理学療法および指導で適切でないのはどれか。
大腿四頭筋の等尺性筋力強化訓練
屋外用車椅子の貸与
廊下に手すりを設置
ポータブルトイレヘの移乗訓練
介助歩行とその指導
設問4
●車椅子で理学療法室に来ている発症後4週目の右片麻痺患者。ブルンストローム法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅱ、下肢Ⅲである。上肢は手指の浮腫と疼痛とを伴っている。下肢は平行棒内立位での患側体重支持ができない。誤っているのはどれか。
安静背臥位時には患手を心臓より高く保持する。
肩関節屈曲可動域訓練は肩甲骨をも動かしながら行う。
患側手指の他動運動は遅い速度で行う。
患側上肢の自発運動には連合反応も利用する。
肩関節外転可動域訓練は肩関節内旋位で行う。
設問5
●60歳の女性。脳出血による右片麻痺。発症後6か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅣである。プラスチック短下肢装具と杖とを使用し屋外歩行が可能。 ADL指導で適切でないのはどれか。
体は椅子座位で洗う。
短下肢装具は椅子座位で着脱する。
上衣は椅子座位で着脱する。
洗面は立位で行う。
ズボンは臥位で着脱する。
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